ワクちゃん雑学

こねてもパン生地に薄い膜ができないのはなぜ?生地の伸びを確かめる

ボウルのパン生地、スケッパー、小麦粉と発酵容器を並べた調理台

パン生地を薄く伸ばす膜の確認は、グルテンのつながりを見る方法です。ただし、すべての配合で透明に近い膜が必要なわけではありません。小麦粉の種類と製法を確かめ、伸ばし方による破れも切り分けます。

ワクちゃんワクちゃん:膜が破れるから、まだまだこねるべき?
チャッピーチャッピー:まず伸ばし方と配合を確認しよう。張った生地を急に引いても破れるよ。

少量を取り、張りを休ませてから伸ばす

生地全体を引っ張るのではなく、小さな一片を取り分けます。丸めた直後などで張りが強いときは、少し休ませてから平たくし、指で周囲を少しずつ広げます。一方向へ急に引くと、発達した生地でも破れやすくなります。

薄い部分に光が透けるか、伸びずにすぐ裂けるかを観察します。確認のたびに強く丸め直すと再び張るため、引っ張り合いにならないようにします。生地の乾燥した表面を使うと判定しにくいので、取り分けた生地も乾かさないでください。

ワクちゃんワクちゃん:一片を取ったらすぐ限界まで引っ張る?
チャッピーチャッピー:少し張りを休ませ、周りからゆっくり広げてみよう。

膜ができない理由を粉と製法から分ける

全粒粉にはふすまが含まれ、精製小麦粉の生地と同じような膜を作りにくいことがあります。ライ麦を多く使う生地やグルテンを含まない配合も、一般的な小麦パンの膜だけで完成を決めることはできません。

長時間の発酵や折りたたみで生地を発達させる製法では、最初のこね段階で強い膜まで作らない場合があります。短時間で仕上げるパンと同じこね方へ変える前に、レシピがどの段階の状態を求めているかを確認します。

ワクちゃんワクちゃん:全粒粉でも真っ透明な膜を目指すの?
チャッピーチャッピー:ふすまの影響があるので、白い小麦粉と同じ見た目を無理に求めないでね。

必要な場合だけこね足して再確認する

一般的な小麦生地で、レシピが膜を目安にしているのにまとまらず切れるなら、短くこね足して変化を見ます。時間を一律に延ばすより、少し休ませた一片で前回との差を比べると、伸ばし方の問題を区別しやすくなります。

生地が温まり過ぎる、急にだれるなどの変化があれば、薄膜を求めて続けるのをやめ、配合や温度を確認します。膜だけを唯一の合格条件にせず、表面、弾力、その製法で求める発達度を合わせて判断しましょう。

ワクちゃんワクちゃん:長時間発酵のパンも最初にしっかりこねる?
チャッピーチャッピー:製法次第だよ。発酵や折りたたみで発達させる工程まで含めて考えよう。

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参考:King Arthur Baking:パン生地のウィンドウペーンテスト。

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