
チェスで相手が一手も指せなくなっても、必ず勝ちになるわけではありません。手番側に合法手がなく、そのキングが王手を受けていなければステイルメイトで引き分けです。王手を受けて逃れられないチェックメイトとは、王手の有無が違います。
キングが動けないだけでは判断できない
まず手番がどちらかを確認し、その側に合法手が一つでもあるか調べます。キングの移動先がなくても、ほかの駒やポーンを合法的に動かせれば、ステイルメイトではありません。キングだけを見て盤面全体の手を見落とさないようにします。
王手されている場合は、キングを逃がすほか、王手した駒を取る、間に駒を置くといった解消手段も確認します。それらも含めて合法手がなければチェックメイトです。自分のキングを王手にさらす動きは合法手に含めません。
似た配置でも王手の有無で結果が変わる
練習例として、黒キングa8、白キングc6、白クイーンb6だけがあり、黒番だとします。黒キングの行き先a7・b7・b8は白に利かされていますが、a8自体は王手ではありません。他の黒駒もないためステイルメイトになります。
一方、同じく黒キングa8、白キングc6で、白クイーンがb7にある黒番の局面なら、クイーンがa8へ王手をかけています。黒キングはクイーンを取ると白キングの利きへ入り、ほかにも逃げられないのでチェックメイトです。並べるときは駒を追加せず、この配置と手番をそろえます。
優勢な側は相手の次の合法手を確認する
クイーンなどで相手キングの周囲を狭めるときは、自分が指した後に相手の合法手が残るかを確かめます。王手をかけていないのに逃げ場所をすべて塞ぐと、勝勢でも引き分けになり得ます。
『相手が困れば勝ち』ではなく、最後は王手から逃れられない形を目指します。練習では一手ごとに手番側の合法手を挙げ、動けない局面なら王手の有無を最後に確認すると、二つの終局を区別しやすくなります。

