
自然乾燥する粘土が途中で割れるときは、水の加え過ぎ、厚みの差、乾き方の偏りを確認します。表面だけを急いで乾かしても、中まで均一に乾くとは限りません。樹脂粘土、石粉粘土、紙粘土では扱いが違うので、製品の説明を出発点にします。
薄い所と厚い塊を急につなげない
大きな厚みの差がある形では、乾燥の進み方や縮み方に差が出やすくなります。薄い突起と厚い胴体がつながる所、急なくびれなどを点検します。均一にするために極端に薄くするのではなく、その粘土が保てる厚みで設計します。
内部に芯を入れる場合も、粘土が縮むことを考えます。硬く動かない芯を包むと収縮を妨げる製品があります。メーカーが認める芯材と使い方を選び、違う粘土で成功した方法を無条件に移さないようにします。
水を足し続けず、作業中の乾燥を防ぐ
ひびや指跡を消そうとして水を大量に加えると、乾燥後の割れにつながる場合があります。水で調整できる粘土でも少量ずつ扱い、べたついたらさらに水を足して整えようとしないことが大切です。
使わない粘土は製品の指示に従って袋などへ戻し、作業中に表面が乾き切るのを防ぎます。乾いた部分を無理に伸ばして形にするより、扱える状態を保ちながら少しずつ成形します。戻せる乾燥段階も粘土によって違います。
熱風で急がず、製品に合う環境で乾かす
ドライヤーや暖房の直風で片側だけを急乾燥させると、表面と内部で状態が変わりやすくなります。自然乾燥用は指定の環境で乾かし、向きを変えられる強さになってから、接地面の乾き方も確認します。
ひびが出たら場所と時点を記録し、次は水量、形、乾燥場所を一つずつ見直します。メーカーが案内する補修で直せる小さな割れもありますが、深い割れを埋めただけで強度が戻るとは限りません。乾燥時間は大きさや環境によって変わります。

