ワクちゃん雑学

デッサンの暗い部分が黒くならない!押し付ける前に見る鉛筆と紙

円柱と箱のデッサン、黒鉛鉛筆と色鉛筆、保護紙を置いた机のイラスト

デッサンの暗部が濃くならないときは、鉛筆を強く押す前に芯の硬さと紙の表面を見ます。硬い芯で紙をへこませるほど描くと、後から柔らかい鉛筆を重ねても整えにくくなります。暗さは道具と重ね方、周囲との明暗差で作ります。

ワクちゃんワクちゃん:力を入れても黒くならない。
チャッピーチャッピー:芯の硬さと紙の状態を先に比べよう。

今の鉛筆で出せる暗さを端紙に作る

同じ紙へ弱い筆圧から徐々に重ねた帯を描きます。HBだけで足りなければ、より柔らかいB系の鉛筆でも試します。同じ記号でもメーカーで描き味が違うため、手元の道具で比べることが役立ちます。

芯を寝かせて面を作る描き方と、先を使って紙の凹凸を埋める描き方では見え方も違います。尖った硬い芯を力で押し付けるのではなく、紙を削らず濃さを足せる道具を選びます。

ワクちゃんワクちゃん:HB一本でも同じ黒が作れる?
チャッピーチャッピー:表現できる幅を試し、必要なら柔らかい芯を使おう。

光って見える黒と薄い灰色を区別する

黒鉛を強く磨くように塗ると、照明の角度によって反射して明るく見えることがあります。さらに押し込む前に、紙と光の向きを少し変えて、色が薄いのか反射なのかを確認します。

一方、紙の凹みに白い点が多く残る場合は、弱い層を方向を変えて重ねる方法を試します。表面をつぶし切った紙に無理に塗り続けず、練習片で紙の違いも比べます。

ワクちゃんワクちゃん:塗った所が銀色に光るよ。
チャッピーチャッピー:反射かもしれないから、押し足す前に光の向きを見てみよう。

一番暗い場所を限定して明暗差を作る

暗い部分をすべて同じ強さで塗ると、最暗部が目立たなくなります。接地する影や奥まった隙間など、実物で最も暗い場所を選び、中間の灰色を残します。

作品を少し離して見て、明部と中間部、暗部の関係を確認します。黒だけを足すのではなく、暗部周辺の明るさを整えることで、必要以上に紙を傷めず奥行きを表せる場合があります。

ワクちゃんワクちゃん:影は全部一番黒くする?
チャッピーチャッピー:最も暗い所を限ると、灰色との違いで深さが出るよ。

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参考:Faber-Castell:黒鉛鉛筆の基礎技法 / Faber-Castell:黒鉛の描画技法。

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