ワクちゃん雑学

水彩の白い部分はどう描く?塗り残す場所を下描きで決めよう

水彩紙の試し塗りとパレット、水入れ、筆、アクリル絵の具を並べた机のイラスト

透明水彩で最も明るい白を出す基本は、白い絵の具を最後に重ねることではなく、紙を塗らずに残すことです。塗り始める前に光の位置を決め、白い形として確保しておくと、途中で消してしまうのを防げます。

ワクちゃんワクちゃん:光っている点を最後に白で描くの?
チャッピーチャッピー:透明水彩なら、紙の白を残す方法から考えよう。

白を物の名前ではなく形で探す

白いカップでも影は灰色や青みを帯び、全面を真っ白にするとは限りません。写真や実物を見て、いちばん明るい縁、光の点、背景との隙間を探し、必要な輪郭だけ薄い鉛筆で示します。

白い場所を大きく囲み過ぎると対象が平たく見えることもあります。主要な明るい形を数か所に絞り、それより暗い部分はごく淡い色を置くという順序を小さな下描きで考えます。

ワクちゃんワクちゃん:白いお皿は全部塗らない?
チャッピーチャッピー:影もあるから、最も明るい形を観察すると立体感が出るよ。

広い白は塗り避け、細い白は方法を選ぶ

大きな白い面なら周囲を塗り進めます。細い線や点を広い塗りの中へ残すのが難しいときは、紙との相性を試したマスキング液が選択肢になります。使用前後の乾燥と除去方法は製品説明を守ります。

白を守ろうとして周囲を何度もなぞると、不自然に濃い縁になる場合があります。まず広い面を無理のない大きさで塗り、乾燥後に細部を整えます。すべての白を同じ太さの輪郭で囲まないよう観察します。

ワクちゃんワクちゃん:細い白い線は難しそう。
チャッピーチャッピー:塗り避けるか、相性を試したマスキング液を選べるね。

塗ってしまった白は完全には戻らないことも

水で色を持ち上げられるかは、顔料や紙によって違います。強くこすって元の白へ戻そうとすると表面が荒れるため、端紙で確認し、落ちない色を無理に追いません。

不透明な白を後から加える表現もできますが、紙の白が透ける見え方とは異なります。技法の選択として使い、透明感を残したい作品では、次に描くときの塗り残し計画へつなげます。

ワクちゃんワクちゃん:塗った場所をこすれば真っ白?
チャッピーチャッピー:顔料によって残るよ。紙を傷める前に別の表現も考えよう。

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参考:DANIEL SMITH:紙の白を生かす水彩 / Winsor & Newton:水彩の色を持ち上げる技法。

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