
マスキング液を取ると紙まで剥がれるなら、液と紙の組み合わせ、紙の湿り、置いた時間を確認します。強く引けば解決する問題ではありません。本番と同じ紙の小片で、塗るところから剥がすところまで試しておきましょう。
液を塗る前の紙の状態をそろえる
紙が濡れていたり湿っていたりする状態では使わず、十分に乾かします。表面の弱い紙では液が強く食い込むことがあるため、製品が推奨する紙の条件を確認します。高価な紙という理由だけで相性を保証することはできません。
端紙に小さな点と短い線を塗り、製品の説明に従って液を乾かします。その上へ作品と同じ絵の具を塗り、色面も乾燥させてから剥がします。白紙だけの試験より実際の工程に近づけられます。
必要以上に長く置かない
液を残したまま何日も放置する作業計画は避け、製品の使用時間の案内を優先します。乾燥を急ぐための加熱も、説明で認められていなければ使わず、自然に乾かせる時間を取ります。
試験では剥がした場所の毛羽立ち、色移り、残った粘着感を見ます。紙や液を替える場合はもう一度試し、問題が出た組み合わせは本番で使い続けないようにします。
引っ掛かりを感じたら剥がす力を増やさない
乾いたマスキングを端から小さく取り、紙の繊維が一緒に起きるようなら手を止めます。大きな膜を一気に引っ張らず、製品が案内する除去方法に従います。濡らせば安全に外れるとは限りません。
細い光や白い点は、液を使わず塗り残す設計もできます。紙が傷んだ場所をこすって修復しようとせず、作品上でどう扱うかを乾燥後に判断し、次作で紙と方法を選び直します。

