
繰り返しは、戻る場所と、何回目にどの括弧を通るかを先に決めると迷いにくくなります。基本形では一回目に1番括弧を弾いて戻り、二回目は1番括弧を飛ばして2番括弧へ進みます。指を動かす前に、譜面を指でたどって順番を確認しましょう。
繰り返しの入口と出口を探す
終わり側のリピート記号に来たら、対応する始まり側のリピート記号へ戻ります。始まり側がなければ、通常は曲や楽章の冒頭へ戻ります。別の回数指定や注記がある場合は、そちらも確認します。
始まりの記号は点が右側、終わりの記号は点が左側にあります。似た縦線だけを見ず、二つの点がどちら側か見ましょう。戻り先の小節へ小さな印を付けると、視線が迷いにくくなります。
二回目は1番括弧へ入らない
例えば共通部分がA、1番括弧がB、2番括弧がCなら、基本の順番はA→B→A→Cです。二回目にBをもう一度弾いてからCへ行くのではありません。括弧が覆っている範囲全体を確認します。
括弧が複数小節にまたがると、飛ばすのは一小節だけではありません。『1、2』など複数の数字が付く場合もあるため、数字を回数の目印として読み、単純な二回用の形と区別します。
ページをまたぐ前に道順を記録する
小節番号やA・B・Cの目印で演奏順を書き出し、楽器を使わずに一周たどります。戻った直後に調号や拍子、音部記号を取り違えないよう、再開場所の情報も確認します。
D.C.やD.S.、コーダなどが一緒にある曲では、通常のリピートだけで全順序は決まりません。今回はまず1番・2番括弧の区間を整理し、ほかの指示は譜面の説明や講師と照合してください。

