
カポを付ければ音はフレットの数だけ高くなります。その予定どおりの変化とは別に、さらに少し高くずれる場合は、取り付け位置、弦の横ずれ、締め付けを確認します。カポを付けた状態で測る音名も変わるため、まずチューナーの表示を正しく読みましょう。
半音単位の変化と余分なずれを分ける
標準調弦の6弦Eに1フレットのカポを付ければ、開放で鳴る音はFになります。Eの表示へ戻そうとして緩めるのではなく、予定する音名に対して高すぎるかを見ます。チューナーが特定の開放弦だけに対応するモードかも確認します。
取り付け前の調弦を済ませ、一弦ずつ測ります。すべてが同じようにずれるのか、特定の弦だけなのかを記録すると、次の調整を比較しやすくなります。
フレット近くにまっすぐ付け直す
カポは対象フレットのすぐ手前へ置き、金属の上に重なりすぎないようにします。斜めに挟んで弦を横へ引っ張っていないか見ます。ずれた状態のまま強く締めるより、一度外してまっすぐ付け直します。
締め付けを調整できるタイプは、各弦がきれいに鳴る範囲で力を調整します。弱すぎてビビる状態と、必要以上に押し込む状態の間を探します。固定圧のタイプでは、位置を直しても合わなければ楽器との相性も確認します。
指板の形と調整状態も確かめる
指板の丸みや幅に合わないカポでは、弦ごとの押され方が不均一になることがあります。スチール弦用とクラシックギター用など、対象楽器の指定を見ます。力を増せばすべて解決するとは限りません。
付け直しても大きなずれが残る場合は、ナットの高さや楽器の音程調整も点検候補です。カポを外すと正常か、どの位置でずれるかを楽器店へ伝えます。使用時の最終調弦は確認しますが、大きな原因を放置して弦だけで補正し続けないようにします。

