
かぎ針編みの円が波打つときは、まずその段の目数を数え、編み図の指定より増えていないか確認します。目数が合っている場合は、糸と針の組み合わせや編む力も見直します。波を押し潰す前に、どの段から広がり過ぎたかを探しましょう。
段の始点を決め、頭の目を数える
段の最初にマーカーを付け、どこまでが一周かを明確にします。立ち上がりや段を閉じる引き抜き編みを、本体の目として余分に数えていないか確認します。数え方は編み方と図案の指定によって違います。
増し目は一つの目へ複数の目を編み入れる操作です。増し目の間隔を一か所ずつ照合し、同じ場所へ予定より多く入れていないか見ます。現在の段だけでなく、その前の段から数がずれていないかも確認してください。
最初に波打った段まで原因を戻って見る
円を平らな面へ自然に置き、中央から順に形を見ます。途中から急に余るなら、その段の増し目や目数を重点的に調べます。指定より多い目を残したまま次の段で適当に減らすと、模様や増し目の配置が変わります。
誤りが分かったら、正しい目数の段まで必要な範囲をほどいて編み直します。全部の円が同じ増し目数で平らになるわけではありません。細編みと長編みでは高さが違うため、別の編み図の増やし方を混ぜないでください。
目数が合う場合は試し編みで比較する
指定の糸と針か、途中で針の号数を変えていないかを確認します。きつく編む部分と緩い部分が混在すると、同じ目数でも形が変わります。短い試料で力を一定にし、平らに置いた形を比べます。
糸を変更した作品は、元の設計と同じ形になるとは限りません。まず小さく試して条件を調整し、強いアイロンで無理に平らにしないようにします。仕上げのブロッキングは素材の扱い方に従い、目数の間違いを隠す工程にはしません。

