
介護の見守りセンサーは、機器によって捉えるものが違います。ベッド上の体動、床の圧力、室内の動きなどを検知し、起き上がりや離床の可能性を知らせます。通知が何を意味するかと、通知後に誰が確認するかを一緒に決めることが大切です。
センサーが直接捉える量を確認する
床へ置くマットなら踏まれた圧力、ベッド用の機器なら体動に伴う変化など、入力となる現象があります。カメラ方式では映像を用いるため、撮影範囲や保存方法も確認対象です。同じ『見守り』という名前でも、得られる情報は共通ではありません。
パラマウントベッドの眠りSCANは、マットレスの下で体動を捉えて状態を把握する方式です。同社が示す心拍数・呼吸数は体動から算出した推定値です。機器が捉えた信号と、そこから推定して表示する情報を区別して読みましょう。
起き上がり通知と転倒の確認を区別する
起き上がりや離床の通知は、その条件に合う変化を機器が捉えたという情報です。転倒したことの確定や、転倒しないことの保証とは違います。本人の様子を直接確認する手順を省かず、通知をケアのきっかけとして使います。
設置位置、寝具、利用者の動き、周囲の振動などで検知に影響が出る場合があります。実際のベッドと生活動作で試し、検知しない場面や不要な通知が多い場面を記録します。困る通知を単に切る前に、設定と使い方を担当者へ相談してください。
受信後の行動と通信不良時の方法を決める
通知先の端末、担当者、応答がないときの連絡先を決めます。夜間だけ使うなら、時間設定や端末の音量、充電、通信状態も確認します。センサーが動いていても、受信側で気づけなければ支援につながりません。
本人と家族へ収集する情報と用途を説明し、必要な範囲で使います。機器の表示だけで病気の診断や緊急性を決めず、状態に応じて医療・介護職へ連絡します。通信が切れたときに通常の見回りへ切り替えるなど、人による確認方法も残しておきましょう。
関連記事
参考:パラマウントベッド・体動センサーの仕組み / パラマウントベッド・表示する推定値と通知 / パラマウントベッド・設置条件と通知の確認。

