
刻印が見つからない品でも、金を含んでいないとは限りません。ただし、刻印なしで金製品と確定することもできません。見える範囲の情報を集め、削ったり薬品を付けたりせず、材質確認に対応する査定先へ相談します。
見える場所を確認し、不明のまま記録する
リングの内側やネックレスの留め具など、無理なく見える場所を明るいところで確認します。小さな文字は拡大写真に残すと読み返せます。擦れて一部しか読めない場合は、欠けた文字を推測で補わないでください。
購入店、購入時期、修理・サイズ直しの記録があれば用意します。刻印を探すために磨き込むと、薄い表示や表面の状態をさらに変えてしまう場合があります。『金と聞いた』『表示は未確認』と、伝聞と確認済みの事実を分けて伝えます。
査定のための検査と証明書発行を区別する
おたからやは、刻印が消えたアクセサリーについて蛍光X線分析を用いる査定を案内しています。店舗の設備や品の形によって対応が異なるため、刻印なしの品を持参してよいか先に尋ねます。
買取を決めるための材質検査と、公的な証明や鑑定書の発行は同じサービスではありません。材質だけ知りたい場合には、その依頼を受けるか、費用や結果の書面があるかを確認します。無料査定という言葉だけで、検査報告書まで付くと考えないようにします。
加工が必要なら同意の範囲を確かめる
検査の説明では、表面を見るだけか、部品を外すのか、削る・切る・溶かす工程があるのかを確認します。元の状態を残したい品なら、その希望を預ける前に伝え、元に戻せない処理へ不用意に同意しないでください。
インゴットやコインは、ジュエリーと受け付け基準が別の場合があります。刻印なしの指輪を査定できる店でも、出所や番号が確認できない地金を同様に買うとは限りません。品の種類と調べたい内容を伝えることが、適切な窓口を選ぶ近道です。

