
コアラが長く眠ったり休んだりする生活は、ユーカリを主に食べる食性と関係します。葉は繊維が多く、利用できる栄養が限られるため、消化に適応した体とエネルギーを節約する行動が組み合わさっています。ユーカリに酔って眠っているわけではありません。
葉を食べるために、消化の仕組みが適応している
ユーカリの葉には、繊維や他の動物には食べにくい化学成分が含まれます。コアラは発達した盲腸と微生物の働きなどを利用して、葉から栄養を得ています。食べたものから短時間に大量のエネルギーを得られる食生活ではありません。
どのユーカリでも同じように食べるわけではなく、利用する種類や葉の選び方にも違いがあります。葉があれば何でも食べられる動物、とは考えないようにします。
活動を抑えることが、エネルギーの節約になる
低い代謝率や長い休息は、限られた食物から得たエネルギーを使い過ぎない生活と結び付きます。動きが少ない時間も、体の中で消化や生命の維持は続いています。
長い時間じっとしている姿を見ても、そのすべてが深い眠りとは限りません。紹介資料の『睡眠』と『睡眠・休息』の数字を混ぜて、毎日同じ時間だけ眠ると断定しないことが大切です。
夜に活動しやすくても、昼に全く動かないわけではない
コアラは主に夜間に活動する動物ですが、昼に移動したり葉を食べたりすることもあります。観察した短い時間の姿だけで、一日の行動を決め付けないようにしましょう。
木の上でのんびりして見える姿には、食性と体の働きに合った暮らしがあります。『怠けている』『酔っている』という人間の感覚の説明より、何を食べ、どうエネルギーを得ているかに注目すると理解しやすくなります。
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参考:Australian Koala Foundationの食性・消化の解説 / Australian Koala Foundationの活動時間の解説。

