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象形文字と指事文字はどう違う?漢字の成り立ちを例で見分ける

本、巻物、白いノートと土器を並べた学習机の概念イラスト

象形文字は物の形の特徴を写して作った文字、指事文字は位置や数などを点や線の関係で示した文字です。『何の形を写したのか』『どの関係を印で示したのか』という二つの問いを使うと、代表例の違いを整理できます。

ワクちゃんワクちゃん:物の絵みたいなのが象形文字?
チャッピーチャッピー:物の特徴を写した文字だね。ただし今の形だけでなく、古い字形も手掛かりになるよ。

象形は、物の姿を手掛かりにする

『木』は樹木の姿をもとにした象形の例です。現在の字でも幹や枝を連想できますが、古い字形を見ると、どの特徴を表したかを理解しやすくなります。象形は写真のように写実的な絵を残すものではなく、書くために特徴を簡略化した文字です。

現代の文字が何かに似ているからと、自分で思い付いた物をそのまま起源にしないことが必要です。字形は長い時間で変化しています。

ワクちゃんワクちゃん:木なら幹と枝を連想できるな。
チャッピーチャッピー:樹木の姿をもとにした代表例だよ。写真ではなく、特徴を簡略化した形なんだ。

指事は、位置などを記号で示す

『上』は基準となる線より上の位置を示す指事の例です。特定の物の輪郭を描くのではなく、基準との位置関係によって意味を表します。『下』や数を表す『一』『二』なども、指事の代表例として挙げられます。

説明を覚えるときは『線があるから指事』ではなく、その線が何を表すかを見るのが要点です。象形の文字にも線はあるので、見た目の線の数だけでは分類できません。

ワクちゃんワクちゃん:上は、何かの物の絵ではないの?
チャッピーチャッピー:基準の線より上という関係を示す指事の例だよ。物の輪郭とは違うんだ。

すべての漢字を、この二つだけに分けない

漢字の成り立ちには会意や形声などの分類もあります。また、個々の文字の解釈には説の違いがあるため、複雑な字を今の形だけで分類しようとすると誤りやすくなります。学校の課題なら教科書や指定辞典の説明を確認し、字源を深く調べる場合は古い字形と説明の根拠を見比べましょう。

ワクちゃんワクちゃん:線が多ければ指事、と覚えるのはだめ?
チャッピーチャッピー:線が何を表すかを見る必要があるよ。二種類以外の成り立ちもあるからね。

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参考:漢字ペディア「指事」 / 漢字ペディア「上」 / 早稲田大学の漢字の成り立ちに関する論考。

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