
線路のポイントでは、先端が薄くなった可動レールを左右へ動かし、車輪が進むレールのつながりを切り替えます。列車が自動車のようにハンドルで左右を選ぶのではなく、地上の分岐器が進路を用意します。
トングレールの位置で、通れる経路が変わる
代表的な分岐器では、トングレールという細く先細りのレールが一対あり、一方を基本レールへ密着させると他方が離れます。車輪はその組み合わせでできた経路に沿って、直線側または分岐側へ導かれます。
レール全体を大きく回転させる仕組みではありません。可動部分のつくりには種類があり、レールのたわみを利用する弾性ポイントもあります。
転てつ機が動かし、位置を保つ
駅などでは、電気転てつ機などの装置が指令を受けてポイントを転換します。動かすだけでなく、所定の位置になったことを確認し、列車が通る間に不用意に変わらないよう鎖錠することが重要です。
信号や進路の制御と組み合わせ、条件が整っていない進路へ列車を進ませない仕組みになっています。運転士が目の前のポイントを毎回直接操作しているわけではありません。
車輪の通り道には、可動部以外の工夫もある
分岐器にはレールが交差する部分や、車輪を案内するガードレールなどもあります。ポイントの先端だけで全てを説明できるわけではなく、車輪が分岐器を通り抜けるまでの道筋として成り立っています。
動く部分に異物があると正常な密着を妨げるため、保守や検査も必要です。観察するときは駅や博物館の公開された範囲から行い、線路内へ入って確かめないでください。

