ワクちゃん雑学

線路のポイントはどう切り替わる?車輪が進む方向を決める部分

集電、走行モーター、駆動装置と車輪、およびドア駆動と戸閉め確認の関係図

線路のポイントでは、先端が薄くなった可動レールを左右へ動かし、車輪が進むレールのつながりを切り替えます。列車が自動車のようにハンドルで左右を選ぶのではなく、地上の分岐器が進路を用意します。

ワクちゃんワクちゃん:電車の運転士さんも右へ曲がるハンドルを回す?
チャッピーチャッピー:進路を選ぶのは線路側のポイントだよ。レールのつながりを切り替えるんだ。

トングレールの位置で、通れる経路が変わる

代表的な分岐器では、トングレールという細く先細りのレールが一対あり、一方を基本レールへ密着させると他方が離れます。車輪はその組み合わせでできた経路に沿って、直線側または分岐側へ導かれます。

レール全体を大きく回転させる仕組みではありません。可動部分のつくりには種類があり、レールのたわみを利用する弾性ポイントもあります。

ワクちゃんワクちゃん:あの細いレールが動く部分なんだね。
チャッピーチャッピー:トングレールだよ。片側を密着させ、反対側を開く組み合わせで経路が変わるんだ。

転てつ機が動かし、位置を保つ

駅などでは、電気転てつ機などの装置が指令を受けてポイントを転換します。動かすだけでなく、所定の位置になったことを確認し、列車が通る間に不用意に変わらないよう鎖錠することが重要です。

信号や進路の制御と組み合わせ、条件が整っていない進路へ列車を進ませない仕組みになっています。運転士が目の前のポイントを毎回直接操作しているわけではありません。

ワクちゃんワクちゃん:動けば準備完了なのかな。
チャッピーチャッピー:所定の位置の確認と、動かないよう保持することも大切だよ。

車輪の通り道には、可動部以外の工夫もある

分岐器にはレールが交差する部分や、車輪を案内するガードレールなどもあります。ポイントの先端だけで全てを説明できるわけではなく、車輪が分岐器を通り抜けるまでの道筋として成り立っています。

動く部分に異物があると正常な密着を妨げるため、保守や検査も必要です。観察するときは駅や博物館の公開された範囲から行い、線路内へ入って確かめないでください。

ワクちゃんワクちゃん:交差するところの短いレールも同じ役割?
チャッピーチャッピー:可動部だけでなく、交差部や案内用のレールにも役割があるんだ。全体で車輪の通り道を作るよ。

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参考:京阪の分岐器構造改良工事レポート / 鉄道総研のトングレール密着度の解説。

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