
通常の静止画のヒストグラムが右寄りなら、明るい階調の画素が多いことを示します。ただし右寄りというだけで失敗ではありません。右端に情報が詰まり、大切な明部の模様が失われていないかを、実画像やハイライト表示と合わせて確認します。
横軸は明るさ、縦軸は画素の数
ヒストグラムは、左が暗い階調、右が明るい階調です。山の高さは、その明るさの画素がどれだけあるかを表します。山が高い場所が写真の中で高い位置にある、という意味ではありません。
雪景色や白い背景なら右寄り、暗い舞台なら左寄りになることがあります。山を必ず中央へ移すのではなく、何を撮った写真なのかと一緒に読みます。モニターの明るさに惑わされにくい補助情報として使いましょう。
右端と失いたくない明部を照らす
右端に山がぶつかるような形なら、明部が飽和している可能性を確認します。ハイライト表示で位置を探し、白い服の模様や雲など、残したい部分の細部が見えるか拡大してください。
小さな光源や強い反射が白くなることを許容する表現もあります。全ての点滅を消すために人物を真っ暗にするのではなく、どの部分の情報を優先するかで露出を決めます。グラフだけでは失われた場所の重要性は分かりません。
撮り直して階調の変化を見る
残したい明部が飛んでいるなら、露出を少し下げて再撮影し、グラフと実画像を比較します。暗部が見えなくなる場合は、光の当て方や構図も見直します。補正だけで全ての明暗差が収まるとは限りません。
カメラのヒストグラムと現像ソフトの表示は、画像処理などにより異なることがあります。色別のRGB表示が使える場合は、一色だけ右端に寄っていないかも参考にします。RAWや特殊な動画設定の情報量を、通常の表示だけで断定しないようにしましょう。
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参考:ニコン・ヒストグラムと画像情報 / ニコン・白とびの確認。

