
電子シャッターで動く物が斜めになったり、形が曲がったりするなら、画面を順番に読み出す時間差によるローリングシャッターのゆがみが考えられます。シャッター速度を速くして輪郭のぶれを減らしても、形の変形が残る場合があります。
輪郭の流れと形の傾きを見分ける
被写体ブレは、露光中に動いた輪郭が流れるように写る現象です。一方、ローリングシャッターでは、本来まっすぐな物が傾いたり、回転する物が不自然な形になったりすることがあります。両方が重なる場合もあります。
カメラを素早く横へ振ったときに、背景の柱まで傾くならカメラ側の動きも手掛かりです。静止した状態でも同じように曲がる場合は、レンズの描写やカメラの傾きなど別の原因も確認しましょう。
一部分の露光時間と全体の読み出し時間は別
多くの電子シャッターは、センサーの場所ごとに少しずつ違う時刻の像を記録します。その間に被写体やカメラが動くと、上下で位置がずれて形が変わって見えます。
例えば速いシャッター速度を選んでも、画面全体を同じ瞬間に読み出せるとは限りません。読み出し性能や方式は機種で異なり、電子シャッターなら全て同じ程度にゆがむわけではありません。
方式と動かし方を変えて比較する
メカニカルシャッターへ切り替えられる機種なら、同じ被写体を比較して変化を見ます。高速読み出しなどでゆがみを抑える機種もありますが、設定や撮影条件を含めて判断します。機種の説明書にある制約を確認してください。
方式を変えられない場合は、急なカメラの振りを避け、動きが穏やかな瞬間や向きを選ぶ方法があります。撮影後の変形補正だけに頼らず、本番前に直線を含む被写体で試し、形が保たれる条件を把握しておきましょう。
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参考:ソニー・電子シャッターと動体のゆがみ / ソニー・読み出し時間差と動体ゆがみ / ソニー・電子シャッターの読み出し性能。

