
集合写真で後列だけぼけるときは、人物の前後差が、鮮明に見える奥行きの範囲へ収まっていない可能性があります。まず列の間隔を小さくし、ピント位置と絞りを調整します。手前の一人に合焦した表示だけで全員が鮮明とは判断しません。
列の奥行きを減らしてから設定する
人数を収めようとして前後に深く並べるほど、全員の顔を同じように写すことは難しくなります。顔が隠れない範囲で列間を詰め、後列は前列の人の間から顔が見えるようにします。無理な台や不安定な姿勢は使わないでください。
撮影者が極端に近いと、前列と後列の距離の差が目立ちます。場所に余裕があれば少し離れ、必要な範囲が入る画角を選びます。広角で無理に詰め込む前に並び方と撮影位置を整えましょう。
絞りを段階的に絞り、全列を見る
背景をぼかす小さなF値のままでは、奥行きのある集団を収めにくいことがあります。F値を少し大きくして試し、前列だけでなく後列の顔も再生拡大します。適切な値は距離、レンズ、人数で変わるため、全場面共通の一つの数字では決めません。
ピントは人物の位置を確認して合わせます。前列だけが鮮明なら、焦点位置も含めて調整します。画面全体がぼける場合は、ピント範囲だけでなく手ブレや人物の動きも切り分けてください。
絞った分の光量不足を補う
F値を大きくすると取り込む光が減り、自動設定ではシャッター速度が遅くなる場合があります。全員の動きを止められるか撮影情報も見て、必要ならISO感度や使える照明を調整します。
本番前に一枚テストし、前列・中央・後列と両端を拡大して確認します。全員がそろっている間に設定を直せるよう、並ぶ位置を決めた段階でチェックすると撮り直しを減らせます。

