
とうもろこしの粒が抜けたようになる場合は、ひげに花粉が十分届いたかを振り返ります。一本ずつ長く並べるより、複数列にまとめるほうが花粉を受けやすくなるため、次作では植え方も見直しましょう。
ひげ一本が一粒につながっている
株の上の雄穂から出る花粉が、雌穂のひげである絹糸に付いて受粉します。絹糸は一本ずつ粒につながっているので、一部に花粉が届かず受精できなければ、その部分の粒が充実しないことがあります。
粒がそろわない原因は花粉の量だけではありません。株の勢いが弱い、雄穂の開花と絹糸が出る時期がずれた、といった条件も関わります。収穫後は、穂の様子と開花期の記録を合わせて振り返ります。
一列に離して植えていなかったか確認する
一列だけの栽培では、花粉が風で横へ流れてしまい、雌穂に付きにくい場合があります。複数列にまとめ、同じ時期に開花する株を近くに育てると、互いの花粉を受けやすくなります。
ただし、花粉を集めるために極端な密植へ変えるのは避けます。品種の株間や条間を守り、日当たりと株の生育を確保します。品種によっては他の種類の花粉が品質へ影響するため、混植の注意書きも確認しましょう。
開花期の天候と乾燥を記録する
雄穂が花粉を出す時期に雨が多い、乾燥などで絹糸の出が遅れる、といった条件でも受粉がそろいにくくなります。雄穂と絹糸を別々に写真へ残しておくと、時期のずれを確認できます。
家庭菜園では、花粉が出ている時期に人工授粉を補助する方法もありますが、すでに収穫した穂の欠けた粒を戻すことはできません。次作の複数列配置と開花期の管理へ改善点をつなげます。

