ワクちゃん雑学

文字を等間隔に置いたのに不ぞろい?レタリングの余白の整え方

折った用紙と糸綴じのノート、糸、ペンを並べた机のイラスト

レタリングは文字の外枠を同じ間隔で並べても、均等には見えないことがあります。斜めの線、丸い輪郭、まっすぐな縦線では、隣の文字との間にできる空白の形が違うからです。定規で位置をそろえた後、空白の見え方を調整します。

ワクちゃんワクちゃん:定規で測ったのに、字間が変に見えるよ。
チャッピーチャッピー:字の輪郭が違うので、白い隙間の形も違うんだ。

まず文字の高さと基準線をそろえる

字間だけを直す前に、下書きの基準線や文字の高さを確かめます。高さや傾きが大きく違うと、間隔の問題に見えても、実際は文字の形がばらついている場合があります。意図した大小や装飾は残し、そろえる部分を決めます。

文字を一つずつ細い紙片へ書くと、描き直さずに位置を動かせます。初めから清書へ進めず、単語全体が収まる幅を見ながら仮置きすると、最後の一文字だけ詰め込む事態を防げます。

ワクちゃんワクちゃん:清書を全部やり直すしかない?
チャッピーチャッピー:下書きを紙片に分ければ、位置を動かして比べられるよ。

輪郭に挟まれた白い形を見る

例えばAとVの間は、斜めの輪郭の組み合わせで大きな空白が見えやすくなります。一方、平行な縦線同士では隙間が帯状になります。左右端の距離を同じにするより、空白が急に広く、または狭く感じる場所を探します。

すべての組み合わせを同じ量だけ詰めるのではなく、気になる二文字を少しずつ動かします。文字の線が接触して別の形に見えないこと、飾りが隣の文字の読み取りを邪魔しないことも確かめます。

ワクちゃんワクちゃん:AとVの間が広く感じるな。
チャッピーチャッピー:端の距離だけでなく、斜めの線に挟まれた空白を見よう。

単語全体と使う大きさで仕上げる

近くで一組だけ見続けると、全体のリズムを見失うことがあります。少し離れて単語を読み、空白が穴のように見える所や、ひとかたまりに潰れて見える所を確認します。看板なら、実際の用途に近い距離でも見ます。

デジタル文字組みでいうカーニングは文字の組ごとの間隔調整、トラッキングは選んだ範囲全体の間隔調整です。手描きでも、まず組ごとの偏りを直し、その後で全体の広さを整えると、直す目的が混ざりにくくなります。

ワクちゃんワクちゃん:二文字ずつ直したら完成?
チャッピーチャッピー:単語全体を少し離れて見て、読みやすさも確かめよう。

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参考:Adobe:カーニングとトラッキングの考え方。

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