ワクちゃん雑学

消失点が紙の外にあるとき、パースの線をどう引く?

円柱と箱のデッサン、黒鉛鉛筆と色鉛筆、保護紙を置いた机のイラスト

消失点が紙の外にあっても、無理に画面内へ移す必要はありません。大きい台紙へ紙を固定して外側に点を置く方法や、縮小した下図で方向を決める方法が使えます。点を近くへ寄せると見え方も変わるため、紙の都合と遠近感は分けて考えます。

ワクちゃんワクちゃん:消失点が机の外まで行きそう。
チャッピーチャッピー:紙の中へ寄せる前に、台紙や縮小下図を考えよう。

同じ方向の辺を一組ずつ分ける

ここでは机上の箱など、水平な辺を二点透視で描く基本を考えます。同じ奥行き方向の辺は同じ消失点へ向かいます。別の方向の辺まで一つの点へ集めないよう、左右の組を分けます。

目の高さを示す水平線を決め、その線上で左右の消失点の位置を考えます。斜めに傾けた箱などでは扱いが変わるので、まず水平に置いた単純な箱で練習すると条件を整理できます。

ワクちゃんワクちゃん:見える所に置き直しても同じ?
チャッピーチャッピー:線の収束が変わって遠近感も変わるよ。

台紙へ延長するか、小さな下図で確認する

十分な机の広さがあれば、画用紙を大きな台紙へずれないよう固定し、台紙上に消失点を印します。定規でそこへ向かう薄い線を引き、紙や台紙が途中で動いていないか確認します。

広さが足りなければ、画面と消失点を含む小さな下図を作り、構図と線の方向を決めます。拡大して写す際は画面の縦横を同じ倍率にし、主要な点の位置を比率で取ると、元の遠近感を保ちやすくなります。

ワクちゃんワクちゃん:台紙が描く途中で動いた。
チャッピーチャッピー:点との位置関係が変わるので、固定し直して基準を確認しよう。

点を省略しても線の収束は確認する

慣れてきたら点を実際に置かず、観察した辺の傾きから描く方法もあります。ただし線ごとに方向を決めると、同じ組の辺がばらばらな場所へ向かうことがあります。薄い補助線を延ばして相互の関係を見ます。

消失点が遠ければ辺は平行に近く見えますが、近い点へ強く収束させると箱の印象が大きく変わります。うまく収まらないときは、点を紙内へ押し込まず、画面を小さく描くなど作業領域を見直します。

ワクちゃんワクちゃん:遠い消失点なら全部平行でいい?
チャッピーチャッピー:近く見えても収束の関係はある。辺の組ごとに確かめよう。

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参考:Teoh Yi Chie:画面外の消失点を使った描画 / Drawabox講師:遠近法と消失点の位置。

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