
合奏で細かい音符のたびに速くなる場合は、音数が増えても同じ拍が続くことを全員で確認します。一人だけ遅くして引き戻すより、どの箇所から加速するかを短い録音で特定します。共通の拍を保ったまま、細かい動きを重ねる練習にしましょう。
速くなる直前から短く録音する
問題の数小節前から後までを録り、最初と最後の拍の間隔を比べます。細かい音符に入る瞬間なのか、全員が強くなる場所なのか、区切りの直後なのかを確認します。誰が悪いかの話より、変わる地点を共有します。
最初のカウントと途中の拍が同じかも見ます。始めのテンポ自体が曖昧なら、練習前に全員で拍を数えてから入ります。拍子によって何を一拍と捉えるかも揃えておきます。
骨組みの拍へ細かい音を重ねる
一人または一つのパートが単純な拍を保ち、細かい音を持つパートが重ねます。難しければ手拍子と声のリズムだけで行い、音高や運指をいったん外します。音数が増えても次の拍の位置を動かしません。
三連符と十六分音符など分割が変わる場所は、その違いを確認してから合わせます。各自が別の細分感で進んでいると、同じテンポのつもりでもずれます。共通の拍を聴ける音量で試します。
全体へ戻して前後の流れを保つ
簡単な形で揃ったら元の音へ戻し、問題箇所の前後をつなぎます。クリックを使う練習と外す練習を分け、外した後も同じ流れを保てるか確かめます。毎回全部を通す必要はありません。
表現として意図したテンポ変化がある曲では、どこまで動かすかを指揮者やメンバーと共有します。意図した変化と制御できない加速を区別し、次の録音で同じ箇所を比較しましょう。

