ワクちゃん雑学

刺繍を枠から外すと布がつれる!糸の引き加減を見直すには

刺繍枠の布と植物模様、刺繍糸、図案用紙を並べたイラスト

枠の中では平らでも、外すと刺繍の周りがつれる場合は、糸を引き過ぎて布の面積を縮めていることがあります。枠をさらに強く張るだけでは解決しません。布の張りと、一針ごとの糸の引き加減を分けて見直します。

ワクちゃんワクちゃん:枠の中ではきれいなのに外すとしわになる。
チャッピーチャッピー:枠が支えている間だけ平らなのかも。糸が布を縮めていないか見よう。

布をゆがませず、たるみなく張る

枠へ布を入れるときは縦横の布目を見て、片方向だけへ伸ばさないようにします。しわは取り除きますが、図案が変形するほど引っ張るのは避けます。ねじを締めた後も、布目と図案の形を確認してください。

刺している途中で布が緩んだら、糸を引く力で補わず枠を調整します。小さな図案に対して大き過ぎる枠や、端に近い位置での無理な作業も見直します。布を支えやすいサイズを使うと力を一定にしやすくなります。

ワクちゃんワクちゃん:枠をもっと強く張れば防げる?
チャッピーチャッピー:布目がゆがむほど引かず、糸の引き加減も別に調整してね。

糸が表面へ沿ったら引くのを止める

糸を最後まで勢いよく引き切るのではなく、余った輪が消えるところで速度を落とします。布に糸が自然に載り、針穴周辺がくぼまない程度を目安にします。糸を張って布を寄せていないか、一針ずつ確認しましょう。

裏側の長い渡り糸もつれの原因になります。離れた部分へ糸を渡すときは、布を縮めるほど張らないようにします。距離が大きいなら、始末して別に刺し始める方法を選び、表だけでなく裏も見ます。

ワクちゃんワクちゃん:裏の渡り糸も関係するの?
チャッピーチャッピー:長い糸が張り過ぎると布を寄せるよ。裏側も時々確認しよう。

小さな範囲で枠を外して結果を見る

同じ材料で小さな試料を刺し、枠を外して平らに置きます。外した瞬間に線の内側へ寄るなら、引き加減や密度を調整します。全部刺してから気付くより、初めの一部分で確かめるほうが直しやすくなります。

完成後の強いアイロンで、短く締まった糸を無理に伸ばそうとしません。局所的なつれなら該当する針目をほどいて刺し直す必要がある場合もあります。布と糸を傷めない範囲で、原因となる縫い目を確認してください。

ワクちゃんワクちゃん:最後にアイロンをかければ直るかな。
チャッピーチャッピー:まず小さな試料を外して確かめよう。強い引きつれは刺し直しが必要な場合もあるよ。

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参考:クロバー・刺繍作家に聞く布の張りと糸の引き加減 / クロバー・刺繍の布の張り方。

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