
縫い代のない型紙には、出来上がり線の外側へ、作り方で指定された幅を加えます。脇、襟ぐり、裾をすべて同じ幅にするとは限りません。角やカーブも、型紙の点を単純に外へ動かすのではなく、縫う線からの距離で考えます。
縫い代付きか、出来上がり線かを確認する
最初に型紙と説明の凡例を読みます。すでに縫い代が含まれている型紙へさらに足すと、裁断寸法や合印の位置が変わってしまいます。複数サイズの線を縫い代線と取り違えないことも大切です。
縫い代を足す必要がある場合は、辺ごとの指定幅を書き込みます。三つ折りする裾、見返しと縫う襟ぐり、ファスナーを付ける開きなどは処理方法が違います。『いつも1cm』とせず、その作品の指示を先にそろえましょう。
直線とカーブを一定距離でなぞる
直線は定規を使い、出来上がり線に平行な線を引きます。カーブはところどころで線に対して直角方向の幅を測り、点を滑らかにつなぎます。カーブ定規や縫い代付きの定規は、この距離を保つ補助になります。
縫い代線だけを見ず、元の縫う線も残しておきます。細いカーブでは太い筆記線の内外でも差が出るため、細く明瞭な線で区別すると扱いやすくなります。合印は外側の裁ち線まで対応させ、消さないでください。
角は折り方を紙で確かめる
角では隣り合う縫い代線の交点を整理します。ただし裾などを折り返す部分は、折ったときに脇の形へ合うよう、紙を実際に折って確認する方法が役立ちます。鋭い角をすべて同じ形に削るわけではありません。
裁断前に、つながる辺の縫う長さ、合印、わに置く辺を照合します。わの辺へ不要な縫い代を足さないようにします。仕上げ方法が不明なら布へ切り込まず、型紙の説明で処理を確定させてから進めてください。

