
液体が高温でなくても光るのは、熱以外のエネルギーで物質が光を出す場合があるからです。化学発光は化学反応がエネルギー源になり、蛍光は外から受け取った光が主なエネルギー源になります。見える色だけで二つを区別することはできません。
化学発光は、反応のエネルギーを光へ変える
化学反応によって高いエネルギーの状態になった物質が、低い状態へ戻るときに光を出します。市販のケミカルライトは身近な例です。赤熱した金属のように、温度を非常に高くして光らせる仕組みとは違います。
『冷たい光』と呼ばれても、エネルギーを使わず光るという意味ではありません。また、反応による熱が全くない、触っても必ず安全、という保証でもありません。
蛍光は、外からの光を受けて光る
蛍光では物質が紫外線などの光を吸収し、別の光として放出します。光を当てるのをやめると通常すぐに発光が弱まるため、暗い場所へ置くだけでは光らないものがあります。
一般向けの区別では、照射を止めた後もしばらく光る現象を燐光と呼びます。『暗闇で光った』という結果だけで、化学反応が起きたと決めないことが大切です。
調べるときは、何がエネルギーを与えたかを見る
薬品を反応させたのか、ライトを照射したのか、電気を流したのかを確認します。同じ装置で複数の仕組みが組み合わさる場合もあるため、材料名や発光色だけでは判別できません。
観察には説明書のある完成品や科学館の展示を利用します。ケミカルライトを切り開いたり、成分の分からない液体を混ぜたりせず、光源としての仕組みを確認しましょう。

