
猫が排せつ物に砂をかける行動は、においなどの痕跡を目立たせないことと関係すると考えられています。人間と同じ意味で『汚い物を片付けている』と見るだけでは説明できません。一方、すべての猫が毎回きれいに隠すわけでもありません。
痕跡を隠すことは、身を守る行動につながる
猫の行動を解説するCats Protectionは、排せつ物を埋める習性を、捕食者や獲物に居場所を知られにくくする行動として説明しています。現在の飼い猫にも、そのような行動が残っています。
排せつ場所に落ち着きや安全を求めることも重要です。人がすぐ横で動いたり、別の猫が近付いたりすると、十分に砂をかけずに離れることも考えられます。
隠さない一回だけで、性格や順位は決められない
排せつ物を残すことには、においによる情報の役割も考えられます。しかし飼い猫が砂をかけなかったからといって、『必ず強い猫』『飼い主を見下している』などと断定することはできません。
砂の感触や量、トイレの大きさ、周囲の落ち着き、個体ごとの習慣も見ます。ふちや床をかく動作をしていても、結果として砂が排せつ物にかかっていない場合があります。
観察するなら、行動の前後も見る
砂をかけたかどうかだけでなく、入る前にためらうか、すぐ飛び出すか、砂や場所を変えた直後かを記録すると、環境との関係を考えやすくなります。無理に前足を持って砂をかかせる必要はありません。
急に排せつの様子が変わったときは、習性の話だけで片付けず、体調やトイレ環境も確認します。行動の意味を一つに決め付けないことが、猫の変化を見落とさない観察につながります。
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参考:Cats Protectionの砂かけ行動の解説 / Cats Protectionの猫の飼育・トイレ環境資料 / BC SPCAの猫の行動に関する解説。

