FPの通信講座は、3級だけを取る人と、2級・AFPまで見据える人で選び方が変わります。2026年現在、2級・3級FP技能検定は学科・実技ともCBT試験へ完全移行しており、受検日を自分で設定しやすくなっています。その分「いつまでに2級まで取るか」を先に決め、対応期間が合う講座を選ぶことが重要です。

※イメージ写真です。実際の写真とは異なります。
初学者は3級・2級セットか3級単独かを決める
仕事や家計管理のためにまず3級だけ取りたい人は、低価格な3級単独講座から始められます。将来2級まで進むことが決まっているなら、最初からセットを選ぶ方が教材の重複を減らしやすくなります。
ただし2級には受検資格があります。代表的には3級FP技能検定合格、AFP認定研修の修了、FP業務に関する2年以上の実務経験などの経路があります。講座を買う前に、自分がどのルートで受検資格を満たすかを日本FP協会の試験要綱で確かめておきましょう。
価格重視ならスタディングの3級・2級セットが候補
スタディングのFP3級・2級セットコースは、2026年6月〜2027年5月試験対応版で通常31,900円です。2026年8月27日時点では8月31日まで28,900円のキャンペーンが案内されています。Q&Aチケット10枚も含まれます。
2級だけなら通常29,700円、同じキャンペーン期間は26,700円です。すでに3級に合格している人は2級単独、これから両方受ける人はセットと分けると無駄がありません。
紙教材とAFPまで意識するならフォーサイトを比較する
フォーサイトのFP講座は2級FP技能士+AFPを扱うバリューセットがあり、バリューセット1は62,800円、バリューセット2は65,800円です。一般教育訓練給付制度の対象講座としても案内されています。
価格はスタディングより高くなりますが、紙教材やeラーニングを組み合わせたい人、AFPまで含めた学習ルートを重視する人には比較する価値があります。教育訓練給付制度は対象講座であることと、本人が受給要件を満たすことを分けて確認してください。
2級受検資格を講座側が自動で満たしてくれるとは限らない
FP2級は、誰でもすぐ受けられる3級とは条件が異なります。通信講座に申し込んだだけで2級の受検資格が自動的に付くわけではありません。AFP認定研修を含む講座なのか、3級合格から進むのか、実務経験を使うのかを決めておきましょう。
特に「2級から受けたい」と考えている人は、申込前に受検資格を確認するだけで大きな手戻りを防げます。資格制度の説明は古い記事より、日本FP協会の現行試験要綱を優先してください。
スマホ学習と紙学習のどちらが続くかで決める
通勤中に動画と問題演習を回したいならスマホ完結型が使いやすく、机でテキストへ書き込みながら覚えたいなら冊子教材のある講座が向きます。FPは制度や税制の改正があるため、古い市販教材を長く使い回すより受検時期に合う教材を使うことも重要です。
質問サポートも、3級では使わなくても2級の実技や細かな制度で役立つことがあります。自分が独学で止まりやすいかを基準に、サポート量へお金を払うか決めてください。
FPは「3級に受かりたい人」と「2級・AFPまで仕事につなげたい人」で必要な講座が違います。3級だけなら低価格の動画講座で十分な人もいますが、2級受検資格やAFP認定研修まで視野に入れる場合は、単純な3級・2級セット料金だけでは比較できません。自分が資格を何に使うかを決めてから、対象級と制度を照合してください。
たとえばフォーサイトは紙教材とeラーニングを組み合わせる設計で、対象講座には一般教育訓練給付制度の案内があります。一方、スタディングはスマホ中心で進めやすく、2026年8月27日時点では3級・2級セット等に期間限定価格が表示されています。給付制度を使えるかどうかは本人の要件が別なので、「制度対象=誰でも実質2割引」とは考えないでください。
受験方式がCBTになったことで、講座選びの後に試験日を先送りし続けるリスクもあります。教材を買ったら、まず受験可能期間と自分の繁忙期を見て候補日を決め、そこから週単位の問題演習量を逆算しましょう。無料体験では講義の見やすさだけでなく、過去問や模試へどう移るかまで触ると、最後まで使い切れる講座か判断しやすくなります。
CBT化した今は「受験日を決める」ことが最初の学習計画
2級・3級はCBT試験へ完全移行し、全国で随時受検できる仕組みになっています。受けやすくなった一方、締切がないと学習を先延ばししやすくなります。講座を買う前に「3級を○月、2級を○月」と受験目標を決めるのがおすすめです。
次に、候補講座の対応期間、受講期限、質問回数、AFP対応、給付制度、キャンペーン前後の価格を並べれば、自分に必要な通信講座を絞れます。