中小企業診断士の予備校選びは、「安い通信講座」「オンラインで添削まで受ける講座」「通学・ライブ講義を含む大手予備校」のどれが自分に必要かで結論が変わります。1次試験だけを見て決めると、2次の記述対策で追加費用や講座探しが発生しやすいため、最初から1次・2次をどこまで同じスクールで学ぶかを決めるのがポイントです。

※イメージ写真です。実際の写真とは異なります。
まず「1次だけ」か「1次・2次を一気に」かを決める
中小企業診断士は1次試験の知識量が多い一方、2次試験では事例問題を読み、限られた時間で答案を組み立てる練習が必要です。そのため、動画講義が分かりやすいだけでは講座選びは終わりません。2次の添削、答案作成、事例IV対策がどこまで含まれるかを確認しましょう。
2027年度を目標にするなら、2026年度向けの残り商品と混同しないことも重要です。公式ページで「2027年度試験対応」「2027年合格目標」と明記されたコースを基準に比較してください。
費用を抑えたいならスタディングが比較しやすい
スタディングの2027年度「1次2次合格コース」は、ミニマム48,400円、スタンダード59,400円です。パーフェクトサポートは通常74,800円ですが、2026年8月27日時点では8月31日まで69,800円のキャンペーン価格が案内されています。冊子版テキスト・学習マップ付きも通常89,700円から78,700円へ期間限定で割引されています。通常価格と期間限定価格を分けて比べてください。
スマホ中心で進めやすく、1次・2次をまとめて低価格で用意したい人には分かりやすい選択肢です。ただし、冊子教材を付けると価格が上がり、質問回数や添削サポートもコースごとに違います。「安い版で足りるか」を教材一覧まで確かめておきましょう。
オンラインで1次・2次を厚く学ぶならアガルート
アガルートの2027年合格目標「1次試験・2次試験対策入門カリキュラム」は、ライト107,800円、フル217,800円です。1次だけの入門パックは60,280円で、2次対策パックは添削なし54,780円、添削あり195,800円と、必要な範囲を分けて選べます。
強みは、1次と2次を分離して追加できる点です。すでに1次学習が進んでいる人は全部入りを買う必要がありません。一方、教育クレジットローンは解約できないと公式に明記されているため、分割払いを使う場合は支払条件を先に確認する必要があります。
通学やライブ感を重視するならTACも候補になる
TACの2027年「1・2次ストレート本科生」は、教室・ビデオブース・Web通信・オンラインライブ通信に対応し、全100回と1次・2次公開模試で構成されています。2026年8月1日から9月30日までは通常受講料から15,000円OFFの早割が案内されています。
決まった日程で講義を受けたい人や、通学環境を学習の強制力にしたい人には向きます。反対に、すべてスマホで短時間学習したい人には負担が大きくなりやすいでしょう。一般教育訓練給付制度は対象となる開講月・受講形態が指定されているため、本人の受給要件とは別に対象コースを確認してください。
3校の違いは「安さ・添削・学習環境」で見る
価格を最優先するならスタディング、オンラインで1次と2次の範囲を細かく選びたいならアガルート、講義日程や通学を含む学習環境を重視するならTACという分け方ができます。万能の1位を決めるより、自分が途中で止まりやすい場所にサポートを置く方が合理的です。
特に2次試験は答案を第三者に見てもらう価値が大きいので、独学で記述練習を進められるかを厳しめに見積もってください。1次対策の安さだけで選び、あとから高額な2次講座を追加すると総額が逆転することがあります。
社会人は週の学習時間から逆算して選ぶ
仕事を続けながら受験するなら、講義の総量だけでなく「平日に何分、休日に何時間なら続けられるか」を先に決めます。スマホ中心の講座はスキマ時間を使いやすい一方、自由度が高いため先延ばしもしやすいです。通学型は拘束時間が増えますが、学習リズムを作りやすい利点があります。
資料請求や無料体験では、1次の財務・会計と2次の事例問題を一つずつ試すのがおすすめです。両方の説明が自分に合う講座を残せば、比較対象を無理なく絞れます。
中小企業診断士では、1次試験のインプット量と2次試験の答案作成が別の力を要求します。1次講義が分かりやすくても、2次の添削や答案フィードバックが自分に足りなければ、後から別講座を追加することがあります。そのため最初の料金だけでなく、「1次合格後に2次対策をどこまで同じ予備校で続けられるか」まで確認すると総額を読みやすくなります。
初学者は、模擬講義を1本見るだけでなく2次の答案例や添削サンプルにも目を通してください。低価格のオンライン完結型で自走できるのか、質問・添削が多い方が進みやすいのか、通学日を固定した方が勉強を続けやすいのか。この3点が決まれば、予備校名ではなく自分の学習方式から候補を絞れます。
申込前に2027年度の対象範囲を1枚に書き出す
最後は候補ごとに「2027年度対応」「1次7科目」「2次対策」「添削」「質問」「冊子教材」「給付制度」「総額」を書き出してください。これで同じ土俵で比較できます。キャンペーン価格は取得日を必ず添え、通常価格と混ぜないことが重要です。