「東京ベイ」の名前より、まず天王洲アイルの立地を見たい
ANAホリデイ・イン東京ベイは、品川区の天王洲アイルにあるウォーターフロントのホテルです。東京ディズニーリゾート周辺の「東京ベイ」ホテルとは立地がまったく違い、予約時に最初に押さえておきたいのは、東京モノレールの天王洲アイル駅に直結していることです。公式案内では羽田空港から東京モノレールで約14分、東京駅からは電車または車で約15分。羽田を使う前後泊、品川・大崎方面の仕事、湾岸エリアのイベントなど、移動の目的がはっきりしている人ほど利便性が見えてきます。
一方で、空港ホテルのような専用シャトルバスはありません。羽田への基本ルートは東京モノレールです。早朝便や深夜到着でモノレールの運行時間外になる可能性がある場合は、予約前に始発・終電を確認し、タクシー利用も含めて考えておくと安心です。「羽田に近い」ことと「24時間いつでも公共交通で動ける」ことは別なので、ここは前泊・後泊で重要な違いです。

天王洲アイルの白い水辺ホテル
※イメージ画像です。実際の写真とは異なります。
客室は全室ベイビュー。広さで選ぶと失敗しにくい
このホテルは全客室から東京湾側の景色を楽しめることを特徴にしています。景色を目的に泊まるなら、単に「高層階かどうか」だけでなく、客室の広さと滞在人数を先に決めるほうが選びやすいです。
スタンダードルームは20〜22㎡、プレミアムルームは30〜52㎡、スイートは52㎡から、1ベッドルームスイートは74〜89㎡まで用意されています。1人の出張や空港前泊ならスタンダードでも十分ですが、スーツケースを複数広げる家族旅行、3人利用、ホテルで過ごす時間が長い滞在では、30㎡以上の客室を選ぶ意味が出てきます。特に長距離移動の前後は、床面積の余裕が荷造りのしやすさにつながります。
チェックインは15時、チェックアウトは11時。翌朝のフライトが早い場合は、朝食を付けるかどうかも出発時刻から逆算して決めると無駄がありません。
羽田だけでなく、東京ビッグサイト方面の拠点としても使える
天王洲アイルは東京モノレールだけでなく、りんかい線も使える駅です。りんかい線の国際展示場駅は東京ビッグサイトの最寄りで、天王洲アイルから同じ路線で移動できます。展示会、同人イベント、企業イベントなどでビッグサイトへ向かう人にとって、会場周辺のホテルが満室または高騰している日の代替候補になりやすい立地です。

運河を望む天王洲アイルのロビー
※イメージ画像です。実際の写真とは異なります。
また、りんかい線は大崎方面からJR埼京線へ直通する列車があり、渋谷・新宿・池袋方面へ移動する選択肢もあります。ただし、都心の繁華街を夜遅くまで歩きたい旅行では、最初から新宿や渋谷に泊まるほうが便利なケースもあります。ANAホリデイ・イン東京ベイの強みは、都心の真ん中にいることではなく、羽田・品川・湾岸エリアの間を動きやすく、ホテルに戻れば水辺の落ち着きがあることです。
朝食だけで終わらない、2万5,000冊のラウンジという個性
館内で目を引くのが、約2万5,000冊のコミックや書籍をそろえたラウンジです。日本語だけでなく英語・中国語の本もあり、朝はブッフェスタイルの朝食会場、日中はドリンクやスナックを楽しめるラウンジカフェとして使われます。空港への出発まで少し時間がある日や、雨で外出を減らしたい日、子どもとホテルで休憩したいときに、客室以外の居場所があるのは実用的です。
館内にはフィットネス設備もあります。ホテル時間をほとんど取らない前泊では優先度は低いものの、連泊や出張では、運動できる場所やラウンジがあることで滞在の窮屈さが減ります。
羽田前泊・後泊は「荷物」と出発時刻から組み立てる
羽田利用でこのホテルを選ぶときは、空港までの距離だけでなく、スーツケースを持って天王洲アイル駅からモノレールへ乗る流れを想像しておくと見極めやすくなります。駅直結なので雨天や大きな荷物には強い一方、ホテル専用の空港送迎車へ荷物を積んでそのままターミナルへ行く方式ではありません。

天王洲運河を望む夕暮れライブラリー
※イメージ画像です。実際の写真とは異なります。
前泊なら、チェックイン後に翌朝のターミナル、航空会社、搭乗手続き開始時刻を確認し、ホテルを出る時刻を決めておくのがおすすめです。国際線では荷物が多くなりやすく、航空会社によって利用ターミナルも異なります。後泊なら、空港からモノレールで天王洲アイルまで移動して早めに休み、翌日に東京観光へ切り替える使い方ができます。
羽田アクセスの良さを生かしやすいのは、飛行機の前後に都心観光を詰め込みすぎず、移動日を軽くしたい旅行です。これに対して、深夜着からすぐ新宿・池袋方面へ出たい場合は、天王洲で一泊する必要があるかを旅程全体で考えたいところです。
子連れ・3人旅行は、料金よりベッド構成を先に確認
複数人で泊まるときは、客室面積だけでなくベッド構成が重要です。プレミアムルームには3台のシングルベッドに対応するタイプがあり、1ベッドルームスイートはさらに広い空間を確保できます。親子3人や大人3人で泊まる場合、追加ベッド前提の部屋か、最初から3台のベッドがある部屋かで使い勝手は変わります。
空港前後泊では、翌朝の着替えや機内持ち込み荷物を出し入れするため、ベッド以外の余白が意外と大切です。最安の部屋を選ぶより、荷物量と人数に合う広さを取ったほうが、短い一泊でも支度が楽になることがあります。

東京ベイの家族向け朝食ビュッフェ
※イメージ画像です。実際の写真とは異なります。
車で泊まる場合は「途中で出庫しない旅程」が向く
駐車場は有料で、宿泊者向け料金が設定されていますが、公式案内では再入庫不可とされています。車で東京観光を何度も出入りする使い方より、ホテルに停めた後はモノレールやりんかい線で動く旅程のほうが組みやすいホテルです。
羽田前後泊なら、空港へ車で送迎してもらえるホテルを探しているのか、駅直結でモノレールにすぐ乗れるホテルを探しているのかで評価が変わります。ANAホリデイ・イン東京ベイは後者です。ベイビューの客室、天王洲アイルの静かな立地、羽田と湾岸イベントへの鉄道アクセスをまとめて重視するなら、候補に入れる理由がはっきりしています。
※交通機関の運行時刻、館内施設の営業時間、料金、サービス内容は変更される場合があります。予約前・出発前にホテルや交通機関の最新案内をご確認ください。