車検切れの車でも、売却自体は可能です。「車検切れだから売却不可」ということを裏付ける情報源は、この記事の時点で確認できていません。ただし車検切れの車は道路運送車両法上、原則として公道を自走させることができないため、業者への引き渡し方法が通常の売却とは異なります。

車検切れの車は原則として公道を走行できない
道路運送車両法第58条は、車検証の有効期間が満了した自動車を運行の用に供してはならないと定めています。このため、車検切れの車を自走で業者まで持ち込むことはできません。業者による引き取り(レッカー等)を依頼するか、やむを得ず自走で移動させる必要がある場合は、市区町村の窓口で「臨時運行許可(仮ナンバー)」を取得する必要があります。
仮ナンバーの取得方法
千葉市の案内によると、車検切れの車を一時的に公道で走らせるための「自動車臨時運行許可証」は、区役所等の窓口で申請でき、手数料は1件750円です。運行期間・運行経路・使用目的をあらかじめ確認したうえで申請する必要があり、車の種類や目的によっては対象にならない場合もあります。多くの買取業者は、車検切れの車の引き取りにレッカーを手配しているため、仮ナンバーを取得せずに済むケースもあります。依頼する業者に、引き取り方法を事前に確認しておきましょう。
車検切れでも売却相談はできる
車検が切れているからといって、すぐ売却できないと決めつける必要はありません。まず査定先へ車検切れであることを伝え、実車確認や引き取りに対応できるかを確認しましょう。公道を自走できないため、持ち込みではなく出張査定や積載車での引き取りが必要になる場合があります。
自走できない車は引き取り条件を確認する
引き取りに費用がかかるのか、査定額から差し引かれるのか、無料条件があるのかを確認します。提示額だけでなく、引き取り費用を含めた最終的な手取りで比較することが大切です。
必要書類は通常の売却と同じく早めに整理する
車検証、本人確認書類、印鑑証明など必要書類は車種や名義状況によって異なります。所有者名義や住所変更の有無を確認し、査定先へ必要書類を早めに確認しておきましょう。
車検を通してから売るかは費用と査定差で考える
売却前に車検を通せば必ずその費用以上に査定額が上がるとは限りません。車検費用をかける前に現状査定を取り、車検を通した場合との違いを確認してから判断する方法があります。
売却前の最終チェック
車検証、現在の走行距離、スペアキー、点検整備記録簿などを確認し、査定担当者へ伝える情報をそろえます。提示額だけでなく、必要書類、引き渡し日、入金予定日、キャンセル条件まで確認し、分からない点は契約前に質問しておきましょう。
名義や住所が違う場合は早めに確認する
車検証の所有者が本人ではない、住所や氏名が現在と違うといった場合は、追加書類や手続きが必要になることがあります。車検切れの車は引き取り方法の調整もあるため、査定を依頼する段階で名義や住所の状況を伝えておきましょう。必要書類は状況によって変わるので、自己判断せず査定先へ確認するのが確実です。
売却後の手続き完了も確認する
車両を引き渡した後、名義変更や抹消など必要な手続きがいつ完了するのか、完了後に連絡や書類がもらえるのかを確認しておきましょう。
契約前に確認する項目
提示額、必要書類、引き渡し日、入金予定日、キャンセル条件を確認し、口頭だけでなく画面や書面でも内容を確認してから契約を判断しましょう。
次にすること
売却全般で必要な書類は別記事「車売却必要書類」でまとめていますので、あわせてご確認ください。